writer NATULAGI編集部
スタイリスト玄長なおこさんに聞く、フォーマルおしゃれの気になる疑問。
第1話では、入学式、卒業式で同じジャケットを着まわすときの変化のつけ方を教えていただきました。
第2話目のテーマは、「普段使いもできるアイテムでつくるハレの日スタイル」です。
謝恩会や懇親会などの行事だけでなく、最近は卒業・入学式でもジャケットなしのスタイルを選ぶ方も増えているようです。
そんなときに役に立つ、カジュアルにも着まわせて、華やかなシーンでも活躍するアイテムの選び方と、コーディネートのコツをお聞きします。
ふだんも着まわしできるアイテムを使った
ハレの日コーディネートが知りたいです。
デイリー使いもできるアイテムで、ハレの日のおしゃれができたらうれしいです。着まわしにおすすめのアイテムとコーディネートを教えてください。
A.きれいめ素材のベストと、前後2wayのワンピースをチェック
玄長さん:
「デイリー使いOKなアイテムでも、ハレの日のおしゃれはできますよ。
ただ、式典はジャケットスタイルがマナーである場合が多いので、もし卒業・入学式にも着たいなら、事前に園や学校の雰囲気を確認すると安心です。
そのうえでおすすめしたいのが、スーツに使われるようなきれいめ素材のベストと、前後で着られる2wayタイプのワンピース。華やかなシーンだけでなく、ふだんも着まわしやすく重宝すると思います」
Lesson1
ブラウスとベストの色を合わせてよりシックに
▲ロングジレパンツセット(今回は別のパンツを使用) ¥18,920 s.t.closet frabjous/ブラウス ¥9,900 &yarn/パンツ ¥15,070 un cinq/ネックレス ¥3,520 VIVACE/ブローチ ¥9,680 Crop/バッグ ¥18,700 TIDEWAY/パンプス ¥24,200 DOUBLETREE
玄長さん:
「きれいめ素材のベストは、一枚で雰囲気をがらりと変えてくれる魅力があります。
ブラウス×パンツのシンプルなコーディネートでも、ベストを合わせるだけで、ぐっとイベント感のある装いになります。
インナーは白いブラウスを合わせてもいいのですが、ベストとブラウスの色のコントラストが強くなり、ややカジュアルな印象に。
もしベストをもっと上品に着たいのなら、今回のようにベストとブラウスの色差を減らして、同じトーンでまとめてみてください」
Lesson2
ワンピースはボタンの有無で異なる表情に
▲ワンピース ¥12,100 &yarn/コサージュ ¥3,630 un cinq/バッグ ¥18,700 TIDEWAY/ネックレス・靴(参考商品)
玄長さん:
「片面がボタンあき、もう片面がプルオーバーになっているものが多い前後2wayのワンピース。フォーマル感を出したいときは、ボタンがないプルオーバー側で着るのがおすすめです。
ボタンがないとコサージュやネックレスなども合わせやすく、ハレの日らしい上品な雰囲気をつくりやすいんです」
同じワンピースをカジュアルに着まわし!
▲ワンピース同じ/中に着たタートル ¥9,460 YURK geniet van/パンツ ¥10,780 HEAVENLY/バッグ ¥6,930 marble SUD/スニーカー ¥13,200 KARHU玄長さん:
「同じワンピースをボタン側で着ると、よりカジュアルな着こなしに。
そのままデイリー使いしてもかわいいですが、ボタンを少しあけてインナーをのぞかせても印象が変わり、飽きずに着まわしが楽しめますよ。
こちらのワンピースは首元がボタンあきタイプなので、少し春らしいピンクのタートルネックをアクセントにしました。
着まわし力のあるアイテムがワードローブにあると、急なイベントごとにも使えて頼りになります! ぜひ自分らしい一着を探してみてください」
次回第3話では、フォーマル用バッグのデイリースタイルへの取り入れ方を教えていただきます。